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光学機器製品は用途に合わせてカスタマイズしたとき、はじめて高い機能や性能を実現でき独自性を持たせることができます。 そのため光学機器製品は案件ごとにカスタム化した製品を作成することが理想的です。 とはいえ、カスタム品にはそれなりのコストや開発期間が必要なため現実的には実現が難しくなってしまう場合もあります。 しかし、ジェネシアは案件の方針検討の段階でカスタム品でなく既製品をの組み合わせで製品の制作、作成を実現することで コストや開発期間の制約で実現が難しくなった案件でも対応が可能です。 また、カスタム方式よりもハイブリッド方式が向いているケースもあるのでそれらも検討します。一例を以下に記載します。
カスタム方式の特徴は、必要なパフォーマンスを実現するための手を尽くせるところであり、
欠点はコストや制作に時間がかかるところです。
ハイブリット方式の特徴は、カスタム品よりもコストや時間が少なくてすむというところであり、
欠点は尽くせる手段に制約が発生するところ、特に設計の自由度に制約がかかってしまいます。
すなわち
「既製品の採用を前提とする場合こそ、製品の仕上がりに技術力の差が表れる」
ということです。
ジェネシアではまず、設計自由度の低下を最少に抑えることを第一に考えます。より適切な既製品を探すという意味です。
市場には多くのカタログメーカー様が製品を紹介されているので、それをあたるのは当然ですが、私たちはその際、製品がもともと
想定している応用範囲を超えて、製品調査を行っています。
製品を○○用として見てしまえば、それまでであっても、パーツとして利用するという目で見ると、カタログの行間が見えてくるのです。
そうやって候補を選び、当該メーカー様に連絡をとり適用性を確認しています。
市場には、汎用光学パーツというよりもむしろ特殊な光学応用分野向けに製品をラインナップしているメーカー様もあります。
それら各社の製品情報も、当然のごとくWEB上にアップロードされていますが、検索キーワードが やや特別なものであったり、他のシステム製品の
片隅に追いやられていたりしていて、探せそうで、見つかません。
しかしジェネシアには、これまでに蓄積した直接のネットワークおよび
光学の深い知識があるので、より早く、より的確に候補品を探し出せるのです。
こうして見つけた既製品を、カスタム設計のプロセスに割り付けていくことで、ハイブリッド品の設計は進みます。 言い換えるとハイブリッド品の設計は、カスタム設計の応用編だということです。 "既製品を利用すれば簡単"なのではなく、むしろ、高度な技術と柔軟さが求められます。
ジェネシアがこれまでに取り組んできたフル・カスタム品は、従来品を上回る光学性能を実現するというだけでなく、装置の サイズを大幅に抑制して実装できない狭スペースに光学装置を押し込むとか、これまでにない軽量化を図りながら光の強さを 損なわないとかいった制約への挑戦を重ねてきています。
だからこそ、[こちら:学術論文, 特許情報]に挙げたとおり、 多くの企業様や大学・研究機関に向けた実績をあげてこれたのです。 ジェネシアにとっては、フルカスタム品も、ハイブリッド品も、どちらも制約付き設計であるという点で共通しています。 制約を乗り越えて所定の成果を上げる、ジェネシアの技術にご期待頂きたく思います。