ジェネシアでは豊富な経験の上に 計算と試験を積み上げて、光学系の開発サービスを展開しています。
ジェネシアの開発力が最も際だつのは、仕様策定の段階です。 お客さまの仕様や、打ち合わせを通して、 アプリケーションの本質 (柔らかく表現すれば、"キモ" ) を見通すことから、作業を開始します。
この段階では、お客さまの目的がより効果的に達成されるように様々に提案を申し上げたり、コストやサイズを含めた性能バランスの優先順位付けを実施したりします。 光学設計の具体例をここからご覧下されば、お客さまの仕様にジェネシアのアイデアが加わわる事で、コストダウンを達成しながら、 光学特性はむしろ向上することを実感して頂けます。
ジェネシアでは、光学設計CADとして主にCODEVを使っています。 特殊な問題に対処する際には、マクロや C言語等を用いて、その解析に必要な機能を追加することもあります。 また、お客さまとのデータの受け渡しのため、Zemax や OpTaliX を使うこともあります。
近年の光学設計CADの能力は著しく向上しているので、コンピュータ上で評価される光学特性を一定水準に引き上げることは、多くの場合、さほど困難ではありません。 しかし、製造品がシミュレーションどおりの結果を発揮できるかどうかは別問題です。 それを実現するには、設計段階において、一段と高い配慮が必要です。
その配慮とは、的確で妥当な公差を設定することです。 CAD上では、光学設計は目標性能となる性能を与え、それに最小自乗的に満たす光学パラメータをフィッティングする過程として表現できます。 このプロセスは、設計者が特に意図をしなければ、単に数学的なアルゴリズムとして解かれます。 しかし、このようにして得られた設計解は、時として、わずかなパラメータ誤差によって大きな収差変化を伴う解でしかありません。
つまり、設計解+ゼロ製造誤差でのみ成り立つ、"静的な" 解に陥っているリスクがあるのです。
一方ジェネシアの設計解は、製造誤差による設計解の揺らぎに対しても、安定した光学性能を維持します。 これは、ジェネシアが、製造誤差をも考慮した"動的な" 設計を実施しているからです。 静的な設計にとどまるか、あるいは動的な設計を実施するかによって、歩留まりが異なるのは当然ですから、製品の納期やコストに大きな影響のあることもまた、当然といえます。
ではなぜ、ジェネシアは、製造誤差を考慮した動的設計が可能なのでしょうか?
それは、ジェネシアが光学測定機メーカーでもあることに由来しています。 つまり、ジェネシアは、光学部品の製造難度や、生じがちな製造誤差の種類、その程度をよく分析し、理解しているのです。 このようなバックデータなく、動的設計を実施することはできませんが、しかし、バックデータさえあれば、動的設計ができるというものでもありません。 それを実行するには『設計は、製造工程の一段階である』というポリシーが不可欠なのです。
ジェネシアでは、光学製品の製造にあたって、各段階で確実な品質管理を実施しています。 そのための機器も充実しており、常に設計公差との比較やフィードバックを 実施して、特性の把握と向上に務めています。
ジェネシアの、一貫した光学製品開発技術を、ぜひご利用ください。
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