日本機械学会2008年度年次大会
江野口章人(ジェネシア)、中須賀真一(東京大学)
近年、柔軟構造で対物レンズを把持するようなカメラが、人工衛星に搭載するものとして提案されている。 衛星の姿勢制御により発生する面外曲げ変形を、そのカメラ自身で撮影した画像から推定した ブレとシフト情報に基づいて補償するための、画像処理、状態量推定、制御統合系を提案する。 本手法は、ブレ情報を利用することにより、シフト情報が原理的に推定できないような、 強い振動状態からであっても制振が可能であるという特徴があり、数値計算によりその有効性を示した。