NSTT宇宙科学連合2005年投稿論文
○松本秀一、鈴木秀人、川井洋志(宇宙航空研究開発機構)、 佐藤康志、神田成治、東野勇(NEC東芝スペースシステム)、 武山芸英(ジェネシア)、昇博也(三菱スペース・ソフトウエア)
これまで、科学衛星を中心に、恒星の撮像のみを行う恒星センサ(第1世代STT) が使われてきたが、近年、計算機の発達とともに、 アプリオリの情報なしで恒星同定・姿勢推定を行うスタートラッカ(第2世代STT) が登場してきた。JAXAでは、今後の衛星のおける要求と海外の動向を踏まえて、 第2世代STTに分類される「次世代型スタートラッカ」の研究開発を実施している。 本論文では、次世代型スタートラッカのシステム検討、BBM(試作モデル)の 試作試験結果、及び、第2世代STTのEND-TO-END試験や閉ループ試験で使用する 恒星模擬装置、スタートラッカ研究開発のロードマップについて報告する。