光学系が設置・運用される環境の変化に伴って生じる、光学特性の変化を解析した事例です。 車載光学系 あるいはスキャナユニット等は、その環境温度や劇的に変化したり、振動が 顕著であったりする状況下に置かれます。 したがって、このような用途に用いられる光学系を 実用化するには、環境解析が不可欠です。
その際たる例は、衛星搭載用の光学系です。ロケット打上げの際に、大きな加速度および振動が 加わりますし、また宇宙空間に暴露している状況下では、温度の変化も著しいからです。 下記は 衛星搭載光学系の構造部(長い遮光フード)の振動特性を解析した実例です。
(東北大学 INDEX衛星における弊社実績)
衛星搭載光学系はロケット打上げ時の振動環境に耐える強度が必要ですが、逆にそのような構造は 光学部品に大きな負荷を与えます。 下記例は、機械強度と温度変化に対する柔軟性を兼ね備えた構造を 設計・解析したものです。
(宇宙科学研究所 ASTRO-F衛星における弊社実績)